2024/11/03
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初めての方ははじめまして、いつも見てくださってる方は感謝御礼、砂嵐です。
今回は【準備資金◯万円シリーズ】として、20万円を元手にリピート系FXをゼロから始める方法について解説します。
当ブログではFX初心者の方々には、リスクを抑えつつ利益をそこそこ狙える手法として”リピート系”をオススメしています。
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目次
取引口座の開設
まずトレードを開始するためには、FX口座の開設が必要となります。
砂嵐おすすめとしては、1通貨からFX自動売買が可能な【松井証券MATSUI FX】がイチオシです。
砂嵐自身も資金を投入してFX自動売買に活用しています。
開設したFX口座に運用資金を入金する
ここではタイトルにもある通り20万円を入金すると仮定して以後話を進めます。
取引する通貨ペアを選択する
結論から言うと以下の3通貨ペアのうち、1通貨ペアのみ選択してスタートして下さい。
USD/CAD(アメリカ・ドル/カナダ・ドル)
AUD/NZD(オーストラリア・ドル/ニュージーランド・ドル)
・長期で安定したレンジ相場を形成する可能性が高い
・政策金利差がつきにくい(スワップポイントを考える必要性が低い)
と言ったリピート系FXで最大限メリットの引き出しやすいペアとなります。
注文戦略を決める
リピート系FX界隈でよく使われるハーフ&ハーフ注文という戦略を取ることをオススメしています。
ハーフ&ハーフ注文とは、売買注文の転換点となるレートを任意の場所で決めて、上側ではショート注文、下側ではロング注文を出す手法です。
以上の説明のイメージとしては以下画像の感じです。
なお転換点を決めるためには、幾つかやり方はありますが、砂嵐としては2000年以降現在までのレートの最高値・最安値を調べたちょうど真ん中としています。
EUR/GBPおよびUSD/CADの注文転換レートは以下のようになります。
USD/CAD:1.3000
AUD/NZD:1.0700
1本あたりの発注通貨数量と注文間隔を設定
手持ち資金に上限があるため、注文1本あたりの発注通貨数量と注文間隔はトレードオフの関係となります。
1本あたりの発注通貨数量を増やせば注文間隔は広く取る必要があり、1本あたりの発注通貨数量を減らせば注文間隔は狭く取れます。
砂嵐が考えるおすすめの組み合わせは以下の2パターンになります。
1本あたりの発注通貨数量:500通貨×注文間隔:20pips
1本あたりの発注通貨数量:1000通貨×注文間隔:40pips
・AUD/NZD
1本あたりの発注通貨数量:500通貨×注文間隔:10pips
1本あたりの発注通貨数量:1000通貨×注文間隔:20pips
1本あたりの発注通貨数量:2000通貨×注文間隔:40pips
円絡みの通貨ペアの場合は0.01、それ以外の通貨ペアの場合は0.0001となると覚えて下さい。
利益額を決める
ただし利益額と1日あたりの決済回数はトレードオフの関係となります。
利益を大きく取れば1日あたりの決済回数は少なくなりますが、ドカンと入ってきて気持ちが良いです。
逆に利益を小さく取れば1日あたり決済回数は多くなり、何回もチャリンチャリンとお金が入ってくる快感を味わえます。
ここでは、砂嵐が実際に使ってる指標として、1日で何pips上下したかを示す変動幅を2000年以降で毎日算出し、その平均値の1/2を採用しています。
3通貨ペアそれぞれ以下のようになります。
USD/CAD:60pips
AUD/NZD:50pips
リピート注文を出すレート範囲を指定
これは通貨ペアと1本あたりの発注通貨数量と注文間隔の設定から求める形となります。
計算の流れを以下に示します。
①ポジション1つあたりの必要証拠金を算出
発注通貨量÷レバレッジ倍率(通常25倍)×円換算用レート値
円換算用レート値は、通貨ペア表記(〇〇◯/▲▲▲)の右側(▲▲▲)に来る通貨に対する円(JPY)レートを用います。
500通貨、1000通貨、2000通貨それぞれ必要な証拠金量を算出してみました。
なおGBP/JPY=200.00、CAD/JPY=115.00、NZD/JPY=95.00として計算します。
(2024年6月現在、日々変動します)
AUD/NZD:500÷25×95.00=1,900円
EUR/GBP:500÷25×200.00=4,000円
USD/CAD:500÷25×115.00=2,300円
・1000通貨の場合
EUR/GBP:1000÷25×200.00=8,000円
USD/CAD:1000÷25×115.00=4,600円
AUD/NZD:1000÷25×95.00=3,800円
・2000通貨の場合
AUD/NZD:2000÷25×95.00=7,600円
②理論上の注文可能本数を算出
これは手持ち資金20万円に対して①で計算した値を割り出した整数値部分です。
AUD/NZD:200,000÷1,900≒105本
EUR/GBP:200,000÷4,000≒50本
USD/CAD:200,000÷2,300≒86本
・1000通貨の場合
EUR/GBP:200,000÷8,000≒25本
USD/CAD:200,000÷4,600≒43本
AUD/NZD:200,000÷3,800≒52本
・2000通貨の場合
AUD/NZD:200,000÷7,600≒26本
しかし、リピート系FXの特性上、必ずある程度の含み損を抱えますので、その分の資金も確保する必要があるため、実際は上記の理論本数の5~7割程度の本数に抑えましょう。
今回は少しリスクを取って7割の本数とします。
以下の本数で決定します。
AUD/NZD:105×0.7≒73本
EUR/GBP:50×0.7≒35本
USD/CAD:86×0.7≒60本
・1000通貨の場合
EUR/GBP:25×0.7≒17本
USD/CAD:43×0.7≒30本
AUD/NZD:52×0.7≒36本
・2000通貨の場合
AUD/NZD:26×0.7≒18本
③発注エリアを算出
②で算出した注文本数と発注間隔の掛け算から算出できます。
AUD/NZD:73×10=730pips
EUR/GBP:35×20=700pips
USD/CAD:60×20=1,200pips
・1000通貨の場合
EUR/GBP:17×40=680pips
USD/CAD:30×40=1,200pips
AUD/NZD:36×20=720pips
・2000通貨の場合
AUD/NZD:18×40=720pips
注文ストップレートを決める(オプション)
これは業者によって変わってきますが、松井証券FXの自動売買の場合は、運用停止ラインという形で提供されています。
必要に応じてココは設定を出すようにすると良いと思います。
注文設定を出す
ここまで決定できたら注文を実際に出します。
基準は現在レート値で良いと思います。
ここから基準レートから上値は発注エリア幅の1/2の値をプラス、下値は発注エリア幅の1/2の値をマイナスします。
例えばEUR/GBPの現在レートが0.8500で1,000通貨のパターンを採用する場合
下値:0.8500-0.0340=0.8160
こちらも現在値レートで変化してきますので、都度計算しましょう。
注文設定まとめ
以上説明してきた注文設定内容を通貨ペア別に表にまとめました。
EUR/GBP
売り買い注文境界レート | 1EUR=0.7800GBP | |
注文1回あたりの発注通貨量 | 500通貨 | 1000通貨 |
注文を出す間隔 | 20pips | 40pips |
利益確定値幅 | 40pips | |
注文エリアpips (注文本数) |
現在レートから±350pips (35本) |
現在レートから±340pips (17本) |
1回約定あたりの利益額 (1GBP=200円換算) |
2GBP(約400円) | 4GBP(約800円) |
USD/CAD
売り買い注文境界レート | 1USD=1.3000CAD | |
注文1回あたりの発注通貨量 | 500通貨 | 1000通貨 |
注文を出す間隔 | 20pips | 40pips |
利益確定値幅 | 60pips | |
注文エリアpips (注文本数) |
現在レートから±600pips (60本) |
現在レートから±600pips (30本) |
1回約定あたりの利益額 (1CAD=115円換算) |
3CAD(約345円) | 6CAD(約690円) |
AUD/NZD
売り買い注文境界レート | 1AUD=1.0700NZD | ||
注文1回あたりの発注通貨量 | 500通貨 | 1000通貨 | 2000通貨 |
注文を出す間隔 | 10pips | 20pips | 40pips |
利益確定値幅 | 50pips | ||
注文エリアpips (注文本数) |
現在レートから±365pips (73本) |
現在レートから±360pips (36本) |
現在レートから±360pips (18本) |
1回約定あたりの利益額 (1NZD=95円換算) |
2.5NZD(約237.5円) | 5NZD(約475円) | 10NZD(約950円) |
おわりに
今回は20万円を元手にリピート系FXをゼロから始める手順について記載してみました。
砂嵐が考える20万円というのは、リピート系FXをやり始める一番王道的な資金量と考えています。
決済額は小額ではありますが、繰り返し利益が入ってくるという快感を是非味わってみてはいかがでしょうか。
なお別記事にて、異なる準備資金額での設定も公開していますので、併せてお読み頂ければ幸いです。
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それでは砂嵐でした、また次の記事でお会いしましょう。