2021/11/30

初めての方ははじめまして、いつも見てくださってる方は感謝御礼、砂嵐です。
今回は20万円を元手にリピート注文系FXをゼロから始める手順について解説したいと思います。
当ブログではFX初心者の方々には、リスクを抑えつつ利益をそこそこ狙える手法として”リピート系”をオススメしています。
砂嵐が運用しているリピート系FXの設定内容についても公開を行っていますが、環境は千差万別で丸々コピーできるものではありません。
そこで、新たにリピート系FXを始める際にどのような流れで実際に運用するのか解説したいと思います。
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目次
取引口座の開設
まずトレードを開始するためには、FX口座の開設が必要となります。
口座開設がまだお済みでない方は、以下FX会社のバナーをクリックすることで公式ページへ飛ぶことができますので、ご活用ください。
開設したFX口座に運用資金を入金する
ここではタイトルにもある通り20万円を入金すると仮定して以後話を進めます。
なおこれよりも多く用意できる場合はロスカット対策で多く入金してもらっても良いと思います。(いわゆる追証と言うものです)
取引する通貨ペアを選択する
別記事で選択する際の基準等を解説しています。
簡易的に判断する方法としては、○○○/JPYのクロス円レートを見て比較してください。
単純に低い通貨を選ぶ=用意する証拠金額が少なくて済む、となります。
具体的には、AUD、NZD、CADあたりを選択するのが良いかと思います。
お相手の通貨はUSDまたはJPYまたはEUR好きなもので大丈夫です。
計算が苦で無ければUSDをオススメしますが、初心者では直感的に分かりやすいJPYで良いかと思います。
以上を踏まえ、今回は説明のために1つの通貨ペアに絞ってCAD/JPYを選択したと仮定して話を進めていきます。
通貨ペアでの長期的なルールを決める
一般的な傾向として、長期的には為替レートは一定の大きさで上がったり下がったりを繰り返します。
またFXでは売りでも買いでも両方の注文を出すことが可能です。
そこでオススメするルールとして、過去のレートデータから(15~20年分)平均レートを算出して、そこを売り買い注文の境界値とするです。
(出典:Investing.com)
上図はCAD/JPYの約20年分の為替レートになります。
そしてその平均レートは87.00円近辺です。
このグラフで緑色の領域では売り注文(ショートポジションを保持)を出す、赤色の領域では買い注文を出す(ロングポジションを保持)を出すとイメージしてください。
少ない資金でも効率よく利益を出すためには有効な考え方と個人的には思っています。
繰り返し注文する際のルールを決める
ここまで来たら、あとは注文を出すとなりますが、もう少し細かいルールを決めておく必要があります。
ではどのようなルールが必要か、項目を分けて説明していきたいと思います。
1回あたりの発注通貨数を決める
これに関しては、開設しているFX口座に依存することになります。
ここでは1,000通貨で話を進めたいと思います。
勿論、1通貨から発注可能な環境でしたら500通貨で設定してもらっても構いません。
注文を出すエリア幅を決める
次に注文を出すエリア幅を決めることになります。
これはエリアを広げれば広げるほど必要証拠金が多くなります。
後の注文同士の間隔にも依存しますが、大体800pipsぐらいで手を打っておくと良いです。
ここでは現在のCAD/JPYのレート値の小数点四捨五入値から上に4円、下に4円分の幅で注文することに決めます。
例えば現在のCAD/JPY=88.76のレートならば、89円を基準として上限は93円・下限は85円まで注文を出すということになります。
注文同士の間隔を決める
これも間隔を狭めれば狭めるほど注文数が多くなり、必要証拠金が多くなります。
今回の場合は0.20円間隔で出すことにします。
例として85円から0.20円間隔で93円まで、合計41本分の注文を出すことになります。
なおここで長期的なルールとして87円をロング・ショートポジションの転換点と決めましたので、実際には以下のように注文を出します。
85円~87円まで11本分の買い注文(ロングポジション)
87円~93円まで31本分の売り注文(ショートポジション)
確定させる利益額を決める
こちらに関しては○円分が最適というものはありませんのでお好みで大丈夫です。
ただし利益幅と決済回数はトレードオフになりますので、バランスが大事です。
ここで1つ私が実際に使ってる指標として、1日で何円分上下したかを示す変動幅を過去15年分調べて平均を算出し、その半分の値を使っています。
CAD/JPYですと、1日あたりの平均の変動額が約1.12円でしたので、0.60円を利益幅としています。
これに注文数(1,000通貨)を掛け算することで1回決済される度に600円の利益が出るという計算になります。
ストップ・ロスの額を決める
これまで決めてきたルールに機械的に従っていると、大きく下降トレンドの時にロングポジション、またその逆の大きく上昇トレンドの時にショートポジションを持っているという状況にしばしば遭遇することになります。
このまま持っていても損失が拡大する一方、新たに注文してポジションを保有してその後のトレンドの転換を待って大きく利益を出していきたいところです。
そこで私の場合は、必要な証拠金額を一定に保ちたいという発想から、注文を出す幅を越えた瞬間に損切りするという方針を立てて実践しています。
今回の仮定の場合ですと保持したレートから4.6円動いたら損切りされるように注文を出します。
1回あたりの損失額は4,600円ということになりますが、実際出た際は必要経費と思って割り切りましょう。
8回利益を出せば帳消しにできます。
上記で決めた注文ルールを見直すタイミングを決める
私の場合は、1週間ごとに注文を出す幅を再設定するようにしています。
これは現在レート値が変化することで自動的に再計算が必要になるからです。
そして不要な注文は削除し、新たに必要な注文を追加することによって、注文本数自体に変化はありません。
勿論これは1ヶ月に1回でも良いと思いますので、どの程度FXに時間を使えるかで判断すれば良いと思います。
注文設定ルールまとめ
これまでの内容を整理すると以下のようなリストになります。
上下限値pips 400
売買転換境界値 87.00
現在レート 89.00
注文値上限 93.00
注文値下限 85.00
利益値幅pips 60
注文間隔pips 20
注文通貨単位 1000
ストップ注文pips 460
注文本数(最大) 42本
レバレッジ 25倍
必要証拠金額 ¥149,520
1日平均変動額 1.12円
1日平均変動pips 112
仮最適設定pips 60
注文見直し期間 1週間毎
なお必要証拠金の計算式は以下のようになります。
現在レート値×注文通貨単位×注文本数÷レバレッジ
89.00×1000×42÷25
実際に発注する
ここまでルールの決定および試算ができたところで、実際に注文に入っていきます。
ここで使う注文はIFO注文です。
(詳細な解説は別記事にて紹介しています、合わせてお読みください)
例えば、89円で新規注文を出す際は以下の3つの要素に分かれます。
②88.40円で決済指値売り(利益確定)
③93.60円で決済逆指値売り(ストップロス)
この内容で実際に起こることは以下のようになります。
まず、レートが89.00円になった瞬間にIF-DONEで①の新規注文が自動的に入ります。
また、そのタイミングで決済注文が自動的に発動されます。
そしてOCO注文で決済注文を2つの異なる注文(②と③)を入れておき、一方が確定したらもう片方は自動的にキャンセルされることになります。
新規注文後にレートが88.40円になれば「88.40円で決済指値売り=利益確定」注文が確定し「93.60円で決済逆指値売り=ストップロス」注文が自動的にキャンセルされます。
逆にレートが93.60円になれば「93.60円で決済逆指値売り=ストップロス」注文が確定し、「88.40円で決済指値売り=利益確定」注文が自動的にキャンセルされます。
おわりに
いかがだったでしょうか?今回は20万円を元手にリピート注文系FXをゼロから始める手順について記載してみました。
著者が実際にトレードを始めた際の考え方をまとめてみました。
最初こそ手間はかかりますが、一度設定してしまえば、後は決済後の再注文をするぐらいでほったらかしにできます。
そして気がついたら利益が重なって稼げている、となるわけです。
額こそ少ないかもしれませんが、リスクを抑えて確実に利益を出し続けて相場に居続けることが重要です。
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それでは砂嵐でした、また次の記事でお会いしましょう。