ギャンブルにしないFX活用術

FXのトレード手法の1つである"リピート系の月間収益報告、トレード設定内容の公開"がメインコンテンツですが、"投資"に関する情報も不定期で更新しています。

リピート系FXで取引する通貨ペアを選択する時の判断ポイントについて解説

time 2021/12/10

リピート系FXで取引する通貨ペアを選択する時の判断ポイントについて解説

初めての方ははじめまして、いつも見てくださってる方は感謝御礼、砂嵐です。

今回はリピート注文FXで通貨ペアを選択する時の判断のオススメ点について書きたいと思います。

個人的な主観の意見となる部分が多いですが、参考にして頂けますと幸いです。

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通貨の取引量シェアを見る

リピート注文FXでは、ある程度のレンジ幅で為替レートが安定して上下する必要性があるため、暴落や暴騰が起こりにくい通貨を選択をするのが理想です。

そこで上記の条件に合致するものの1つが、メジャーカレンシー(主要通貨)と呼ばれるものです。

メジャーカレンシーとは取引量が多い以下の5つの通貨を指します。

米国ドル(USD)
ユーロ(EUR)
日本円(JPY)
英国ポンド(GBP)
スイス・フラン(CHF)

また上記に含まれないが、取引量のシェアが多い通貨は他にも以下のようなものがあります。

オーストラリア・ドル(AUD、通称オージー)
カナダ・ドル(CAD)
人民元(CNH)
香港ドル(HKD)
ニュージランド・ドル(NZD、通称キウイ)

逆に選択していけないのは、新興国通貨です。
例としては以下のような通貨が挙げられます。

南アフリカ・ランド(ZAR)
トルコ・リラ(TRY)

流通量の少ないうえ、世界的な金融危機があった場合だと、真っ先に売られて通貨が暴落するリスクを抱えています。

また金利が高いため、相応のマイナススワップを支払う必要があります。

通貨の性質を見る

次に通貨の性質を見ていきます。

性質と言っても、どのタイミングで為替レートの上下があるのかという点がポイントとなります。

ここでは代表的な通貨で見るべきポイントを列挙します。

USD(米ドル)

言わずもがな世界経済の基軸通貨として、世界第一位の取引量を誇る通貨となります。

そのため、アメリカで毎月決まった日に発表される経済指標でレートが上下します。

以下に挙げる経済指標が特に注目され、数字次第で大きく動きます。

・ISM製造業景況指数
・非農業部門雇用者数
・貿易収支
・GDP

またアメリカのFOMCで決定される政策金利によっても上下します。

一般的に利上げでドル買い、利下げでドル売りの要因となります。

EUR(ユーロ)

米ドルに続く取引量を誇り、第二の基軸通貨と呼ばれる場合もあります。

そのため、アメリカで何か悪い要因があった際にはユーロが買われる傾向があるため、アメリカの経済指標で動く場合が多いです。

またユーロは19カ国で使用されているが、特に経済規模の大きいドイツ・フランス・スペイン・イタリアの経済指標が影響を及ぼしてきます。

その他加盟する国で経済が不安定になるような出来事があった際にも動くことになります。

JPY(日本円)

日本で使われている通貨であり、世界第3位の取引量を誇っています。

そのためアメリカやヨーロッパで何か悪影響となる事件が発生した場合は、円が買われることが多い傾向にあります。

どちらかと言うと自国よりも他国の動向に左右されやすい側面を持っている通貨と言えます。

とは言え自国でも政府や日本銀行の権力者による発言によってもレートが動く場合もあります。

何よりも自国の通貨であるため、そういった情報は収集しやすい環境にあると言えるでしょう。

GBP(英ポンド)

かつては世界の基軸通貨として君臨していたが、現在は世界第4位の取引量となっております。

流通量が少ないため、投機的なマネーが流入しやすく、短期間での激しい値動きをするのが特徴です。

変動要因としてはイギリスの経済指標の良し悪しにより変動することが多くみられます。

その他にもEUに加盟しているため、ヨーロッパでの経済状況の動向によっても変動します。

CHF(スイス・フラン)

EUでの政治や経済での影響以外で大きな値動きもない「安全通貨」であることが特徴です。

また有事の際の安全通貨として買われる傾向があります。

他国で大きな経済動向があった際にレートが動くと認識すれば問題ないです。

AUD(オーストラリア・ドル)

鉄鉱石や石炭など豊富な資源を持ち、全輸出の5割以上を鉱物資源が占めていることから、資源国通貨という側面を持っています。

またオーストラリアは中国を最大の貿易相手(全輸出の3割程度)に持っています。

そのため、原油・金・鉄鉱石といった商品価格や中国での経済指標の影響を受けてレートが上下すると言えるでしょう。

また伝統的に高金利通貨であるため、市場のリスクオン、リスクオフの影響を受けやすい傾向があり、リスク先行を強める場合は上昇しますが、リスク選好を弱める場合は下落しやすい通貨でもあります。

CAD(カナダ・ドル)

地理的関係からアメリカとの結びつきが深く、アメリカドルに類似した動きをするのが特徴です。

また、カナダは石油や天然ガス、金属などエネルギー・鉱物資源が豊富であり、森林資源にも恵まれています。
そのため、カナダドルは資源国通貨という、もう一つの側面を持っています。

特にシェール革命以降原油生産量が増加している影響から、原油価格の影響を受けやすいという特徴があると覚えてください。

NZD(ニュージーランド・ドル)

基本的にはAUDと同じ傾向で通貨レートが上下する傾向にあります。

貿易依存度の高い国でGDPの7割を占めています。

またAUDやCADと同様資源国通貨という特徴を持っていますが、エネルギー資源を輸出しているわけではなく、酪農業が主産業であるため、乳製品等の農産物価格の影響を受けて上下する性質があります。

その他について

人民元(CNH)については、近年経済成長に伴い取引量は増えてきたものの、依然中国政府の影響を強く受けており、為替介入等のリスクが大きいため、あまりオススメできません。

香港ドル(HKD)については、ドルペック制(アメリカドルに連動したレート)を取っており、アメリカドルとほぼ同じレートの動きを示すのが特徴です。
しかしこちらも中国の地政学的リスクを考慮すると避けた方が無難かと思います。

通貨ペアの年間取引量ランキングを見る

国際決済銀行(BIS)が2019年12月に発表した資料を参考に、上記メジャーカレンシーのみで構成された通貨ペアでの年間取引量について、上から多い順番に列挙します。

通貨ペア:取引全体におけるシェア率(%)
EUR (ユーロ) / USD (米ドル):24%
USD (米ドル) / JPY (日本円):13.2%
GBP (英ポンド) / USD (米ドル):9.6%
AUD (豪ドル) / USD (米ドル):5.4%
USD (米ドル) / CAD (カナダ・ドル):4.4%
USD (米ドル) / CNH (人民元):4.1%
USD (米ドル) / CHF (スイス・フラン):3.5%
USD (米ドル) / HKD (香港ドル):3.3%
EUR (ユーロ) / GBP (英ポンド):2.0%
EUR (ユーロ) / JPY (日本円):1.7%

ここで注目して頂きたいのは、やはり米ドルが世界の基軸通貨ということもあり、ドルストレートペアが多いということです。

一般的に日本人がとっつきやすいクロス円ペア通貨(AUD/JPYやCAD/JPY等)は、シェア率を見るに一番多いEUR/JPYですら2%も無いことから、マイナーな組み合わせであるという点を頭に入れてください。

とは言え、レートの計算は理論上はドルストレートペアの組み合わせで算出されています。

例えばAUD/JPYの例で言いますのと、AUD/USDのレートにUSD/JPYのレートの掛け算によって算出されています。

分数の掛け算のように計算するとUSDが消えてAUD/JPYが残るというイメージです。

以上のランキングで出てくるシェア率の高いクロス円ペアであれば、それほどリスクは高くないと見て問題ありません。

通貨ペアの金利差を見る

FXにはスワップポイントという2国間の金利差分を売買の種類に応じて貰ったり支払ったりする必要があります。

基本的にリピート系FXでは売りでも買いでも両方で注文を行います。

しかし注文のスタイルによっては売りばっかりまたは買いばっかりにどうしても偏ってしまう状況になることがあります。

更にリピート系FXはスキャルピングのような短期では無くデイトレード~スイングトレート寄りの比較的中期的な保有を行うスタイルとなります。

そんなときにマイナススワップとなる注文方法ですと、約定しても確定利益が減る形になります。

少しでも取引パフォーマンスを上げるならば金利差の小さいペアを選択するのも有効な手段となります。

しかし、約定による為替差益に比べればスワップポイント分のマイナスは微々たる額になるため、それほど重視する必要は無いと個人的には考えます。

おわりに

いかがだったでしょうか?今回はリピート注文FXで通貨ペアを選択する時の判断ポイントについて記載してみました。

この記事に関する質問や感想、意見等があれば下のコメント欄へぜひ投稿してください。
またこの記事が役に立った、面白かったと思ったら”シェア”で拡散をよろしくお願いします。

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それでは砂嵐でした、また次の記事でお会いしましょう。

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