2024/10/13
初めての方ははじめまして、いつも見てくださってる方は感謝御礼、砂嵐です。
今回はリピート系FXのリスク管理ポイントについて書きたいと思います。
安定的に長期に亘って続けるためにはリスク管理が必須です。
どんなリスクがあるのか知らないままFXをやれば、間違いなくロスカットを受ける未来がやってきます。
なのでロスカットされて証拠金を全て失わないようにしっかりとリスク管理ポイントを抑えましょう。
なお今回この記事を執筆するに当たって以下の図書を参考にしました。
購入リンクを共有いたしますので、是非ご購入のうえ勉強の参考にしてみてください。
sponsored link
目次
リピート系FXで意識したいリスク4つ
リピート系FXでまず意識して欲しいリスクは次の4つがあります。
為替変動リスク
為替が想定したのと違う方向に変動し、損失を被るリスクのことです。
例えばドル円の取引をやっているとしましょう。
円安の方向に進むと考えて買い注文を入れていたのに、実際は円高になってしまって大きな含み損を抱えるような状況です。
その逆で円高になると思って売り注文を出したのに、円安方向に進んで含み損が拡大したということです。
ロスカットリスク
為替変動で想定とは違う方向に進んだ場合、含み損をどんどんと抱えていくようになります。
こうなると証拠金の維持率が低下することになります。
そしてある維持率より下回るような状況になった場合ロスカットが発動して投じた資金が全て失うことになります。
含み損で終われば資金を失うことは無いのですが、ロスカットでは実際に口座からお金が無くなるので、最も避けたい事態の一つです。
流動性リスク
流動性リスクは主に新興国通貨で発生します。
取引量が少ないため、何らかの原因で金融危機が発生した場合、売買が成立しにくくなったり、スプレッド(売値と買値の差)が拡大します。
なお当ブログでは新興国通貨はオススメしないという記事を既に公開していますが、この流動性リスクが関連するからです。
(以下記事合わせてお読みください)
金利変動リスク
各国の政策金利が変わることによって、もらえるスワップポイントに変動するリスクのことです。
各国の政策金利の比較グラフを検索してみてください。
ここ2年ほど政策金利を急激に引き上げているのがアメリカです。
これによってなんとオセアニア国(オーストラリアやニュージーランド)の政策金利と逆転した時期が2018年に来ました。
つまりある時を境にプラススワップからマイナススワップに転換したということです。
買いポジションでプラススワップだったのがいつの間にかマイナススワップで含み損を広げている…という怖い話になります。
また、金利が0%で変わらない日本と比較すると、アメリカとの金利差が広がることになります。
買いポジションではプラススワップが増える一方、売りポジションではマイナススワップが増大しています。
金利差が大きくなれば、1回あたりの約定利益の何倍ものマイナススワップが累積されていることにより、決済されても赤字という状況も珍しくありません。
実際私も9月にポジションを持ったドル円の売りポジションが12月25日のクリスマスに約定しましたが、利益200円に対してマイナススワップが800円と4倍の損失に膨らんでいました(涙)
レバレッジ25倍は必ずしもかかるものではない
FXで必ず見かける言葉の一つにレバレッジがあります。
これはテコの原理という意味で、FXの世界だと元手以上の金額を運用できるという意味です。
FXでは25倍のレバレッジが必ずかかるという勘違いをされる方が実は多いです。
実際には25倍のレバレッジがかかっているのではなく、最大25倍までレバレッジをかけることができるという意味です。
では実際のレバレッジはどのように計算されるかと言いますと、
取引しようと考えている額の代金を手元にある実際の資金で割ることによって算出することができます。
例えば手元に50万円の資金があるとします、これで100万円分の取引をしようと考えるならば、レバレッジは2倍となります。
では上限はと言うと、50万円の25倍の1250万円まで取引が行えるということに過ぎないのです。
実際約1000万円分の取引をしようものなら、速攻ロスカットに引っかかって手元資金を溶かすことになりますけどね(^_^;)
なおリピート系FXではレバレッジは高くても5倍までに抑えましょう。
FXをギャンブルとしない手法では大体レバレッジ2~3倍を推奨していることが多いので、覚えておくと良いかと思います。
取引スタンスを決める
FXでは先程のレバレッジの件でも言った通り、1倍で運用しない限りは基本的には実際の資金以上の額の取引を行うことになります。
当然取引のやり方によっては入金額以上の損失が出る可能性があり、そういった事態を最大限避けるためにあるのがロスカットです。
ロスカットが執行されれば、全ての取引ポジションが強制決済され損失が確定します。
ですので基本的にはロスカットにならない取引スタンスでFXを行うのは基本中の基本です。
なおロスカットとは本来投資額以上の損失を回避するための投資家保護の目的の制度です。
そこで取引スタンスを決めるようにしましょう、とは言ってもどちらかを選択することになります。
ロスカットにならないように十分な余裕を持って取引を行う
過去最安値を意識したリスク管理方法です。
難しい分析等をする必要が無いのがメリットです。
しかしデメリットとしてどうしても広いレンジを想定しなければいけないため、必然的に資金効率が悪くまた資金量も多く必要になります。
ロスカットの前に自らストップロスを設定する
こちらは意識的に損失額を決めて取引するスタイルと言えます。
必然的に設定レンジを狭めることができますので、資金効率を上げることができますので、少額の場合は積極的に採用していきたいですね。
しかし相場観とある程度知識が必要になります。
もっともシンプルなリスク管理方法”欲張らないこと”
損失リスク方向のレンジを厚めに予想することに尽きます。
なんのテクニックも必要としないシンプルな方法です。
大事なのは欲張らないことです。
おわりに
いかがだったでしょうか?今回はリピート系FXのリスク管理ポイントについて記載してみました。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
この記事に関する質問や感想、意見等があれば下のコメント欄へぜひ投稿してください。
またこの記事が役に立った、面白かったと思ったら”シェア”で拡散をよろしくお願いします。
それでは砂嵐でした、また次の記事でお会いしましょう。