ギャンブルにしないFX活用術

FXのトレード手法の1つである"リピート系の月間収益報告、トレード設定内容の公開"がメインコンテンツですが、"投資"に関する情報も不定期で更新しています。

手動リピート系FXのトレード基本戦略の公開

time 2024/05/18

手動リピート系FXのトレード基本戦略の公開

初めての方ははじめまして、いつも見てくださってる方は感謝御礼、砂嵐です。

この記事ではリピート系FXの注文内容を決めるうえで取ってる基本戦略を全てまとめたものになります。

長文になりますが、項目別に分けて説明していますので、どうぞ最後まで読んでいただければ幸いです。

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通貨ペアの選択

通貨ペアを選択する際に考慮すると良い項目については以下記事にてまとめております。

リピート系FXで取引する通貨ペアを選択する時の判断ポイントについて解説

新興国通貨がリピート系FXに向かない理由

砂嵐は以下の通貨ペアで取引を行っています。

取引通貨ペア
・クロス円ペア通貨
NZD/JPY(ニュージランドドル/日本円)
PLN/JPY(ポーランドズロチ/日本円)
NOK/JPY(ノルウェークローネ/日本円)
MXN/JPY(メキシコペソ/日本円)

・米ドルストレート通貨ペア
USD/JPY(米ドル/日本円)
EUR/USD(欧州ユーロ/米ドル)
GBP/USD(英ポンド/米ドル)
AUD/USD(豪ドル/米ドル)
NZD/USD(ニュージーランドドル/米ドル)
USD/CAD(米ドル/カナダドル)
USD/CHF(米ドル/スイスフラン)

・その他通貨ペア
EUR/GBP(欧州ユーロ/イギリスポンド)
AUD/NZD(豪ドル/ニュージーランドドル)
GBP/CHF(英ポンド/スイスフラン)
EUR/CHF(欧州ユーロ/スイスフラン)
GBP/AUD(英ポンド/豪ドル)
EUR/AUD(欧州ユーロ/豪ドル)
EUR/NZD(欧州ユーロ/ニュージーランドドル)

なお通貨ペア別の採用優先度は以下のように考えています。

通貨ペア取引優先順位
1位:地域内で完結するペア
2位:スワップポイントがプラスまたはゼロ
3位:ドルストレートペア
4位:クロス円ペア

基本的には先進国通貨を選択していますが、MXN(メキシコペソ)という新興国メキシコという例外も存在しています。
MXNについては、メキシコがアメリカの隣国で石油輸出が安定して行われているという地理的な好条件から採用に至っております。

なお取引可能通貨ペアは業者によって異なると思います。
砂嵐はSBI FXを利用しています。

また、何が要因で為替レートに変動が生じやすいのか、通貨ペア別に分けてみました。

・資源価格による変動
原油価格:NOK/JPY、USD/CAD、MXN/JPY
農産物価格:NZD/USD

・政策金利差による変動
USD/JPY、EUR/USD、EUR/GBP、AUD/NZD、USD/CHF、GBP/CHF、PLN/JPY

注文設定方法の選択

IFO注文で発注しております。

IFO注文とは、IFD注文にOCO注文要素を加えた注文のことです。

以下外為どっとコム様から解説文を引用して説明します。

・IFD注文
新規注文と決済注文を同時に発注する注文方法です。具体的には「もし○○円になったら新規で買い、その後〇〇円になったら決済したい」という場面で使います。
新規注文から決済注文まですべて自動で行ってくれるため、注文後は取引画面を開いていなくても約定して取引を完了させてくれる便利な注文方法です。ちなみに新規注文が約定しなければ、決済注文が発動されることはありません。

IFD注文とは?おすすめ活用方法や注意点などを解説

・OCO注文
OCO注文とはレートが上がった場合と下がった場合の2つの注文を同時に出しておき、いずれか一方の注文が成立したら、もう一方の注文はキャンセルされる注文方法です。OCOとは“One Cancels the Other”(一方が他方をキャンセルする)の頭文字です。

OCO注文とは?FX取引での使い方ややり方、注意点などを解説

IFO注文を採用する理由としては以下のようになります。

①抱える注文本数を限定して資金効率を上げるため
②損失を限定的に抑えるため

為替の基本としては、含み損を抱えた状態で塩漬け状態にするのは悪手と言われています。

リピート系FXでは決済するまでポジションを数日間持ち続けるという特性上、どうしても必ず含み損を抱えてます。

またリピート系FXは、値段は上がったり下がったりを繰り返すレンジ相場状態であれば利益を出し続けることができるという前提があります。

しかし世界情勢は常に変化するため、為替レートも常にレンジ相場にあるとは限らず、決済したい方向とは逆方向に相場が大きく動いてしまうことが多々あります。

そこでIFD注文ではなく、IFO注文にすることで、利益確定の指値とは逆の損失確定の逆指値を指定することで自動的に損失を確定でき、強制ロスカットによる口座全資金消失のリスクを低減させることが可能です。

手動でリピート系FXをやっているからこそ選択できる注文方法ですが、自動売買でもストップロスレートの設定等の項目があるFX業者であれば、この考え方を応用できるかと思います。

大枠の注文手法の選択

ハーフ&ハーフ注文と呼ばれる手法を採用しております。
リピート系FX界隈でよく使われる注文手法です。

ハーフ&ハーフ注文とは、売買注文の転換点となるレートを任意の場所で決めて、上側ではショート注文、下側ではロング注文を出す手法を指します。

売買転換の区切りとするレートの算出方法は、以下の通りです。

基本:各通貨ペアで過去のレートデータを取得し、単純平均値を採用

例外1:直近数年間のレンジ相場の上値と下値の中間値を採用

例外2:過去数十年間における上値と下値の中間値を採用(USD/JPY)

例外3:クロス円通貨では、ドル円のレートを高値200円,安値80円と仮定し、相手方通貨の対ドルレートの高値および安値とかけ合わせた仮想レートの中間値を採用

以上の説明のイメージとしては以下画像をご参照ください。

発注範囲の決定方法

計算方法
① 1日平均変動値幅を過去データから算出
② ①で算出した値を2倍する
③ ②の値の1の位の数字を切り上げる

現在のレート値を基準とし、上下でそれぞれ上記の値幅分注文するので、実際には1日平均変動値幅過去データの約4倍が注文エリア範囲となります。

例えばある通貨ペアで1日の平均変動値幅過去データが92pipsとすると、注文エリア幅は190pipsとなります。

これを上下で190pipsと設定するので、実際は380pips分の注文エリア幅となります。

なお実際に注文を出す際は、エリア範囲幅は変えずに現在のその通貨ペアのレート値を基準にエリアを動かします。

例えば現在地レートから±200pips分の注文設定エリア幅と、通貨ペアをUSD/JPYの例にします。
現在レートが1USD=100.00JPYとすると、注文設定範囲レートは、”102.00~98.00″となります。

利食い値幅の決定方法

計算方法
① 1日平均変動値幅を過去データから算出
② ①で算出した値を1/2にする
③ ②の値の1の位の数字を切り捨てる

例として、ある通貨ペアの1日平均変動値幅が105pipsとしたら、利食い値幅は50pipsとしています。

損切りライン(ストップロスライン)の決定方法

計算方法
① 2022年までの過去10年分の年間変動値を計算
② ①で算出した値を十の位で四捨五入
③ ②の値に利食い値幅を足し算

例えば年間変動値が1480pipsで利食い値幅が30pipsの通貨ペアとすると、ストップロス注文値幅は1530pipsとなります。

自動売買系で応用するとすれば、自分が発注しようとしている注文の平均約定レートに上記ルールを適用するといった形が考えられます。

ここはトレーダーによって、どの程度損失を許容できるのか次第で変わってくると思いますので一例で載せてみました。

おわりに

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

基本戦略は余程大損をしない限りは大幅な修正を予定していません。
しかし環境に少しでも変化があればスピーディーに対応しないと大やけどするのもFXの怖いところです。
緊張感を持って対応していきましょう。

この記事に関する質問や感想、意見等があれば下のコメント欄へぜひ投稿してください。
またこの記事が役に立った、面白かったと思ったら”シェア”で拡散をよろしくお願いします。

それでは砂嵐でした、また次の記事でお会いしましょう。

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