ギャンブルにしないFX活用術

FXのトレード手法の1つである"リピート系の月間収益報告、トレード設定内容の公開"がメインコンテンツですが、"投資"に関する情報も不定期で更新しています。

2023年4月現在のリピート系FXの設定情報公開

time 2023/04/23

2023年4月現在のリピート系FXの設定情報公開

初めての方ははじめまして、いつも見てくださってる方は感謝御礼、砂嵐です。

今回は2023年4月現在で最新のリピート注文FX注文内容をご紹介したいと思います。

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基本戦略(初めての方はこちらから)

長文になりますが、項目の手順のようにして取引通貨ペアおよび注文設定内容を決定しています。

結論のみ知りたい場合は、次項”通貨別の注文設定内容一覧”まで読み飛ばして下さい。

通貨ペア選択

通貨ペアを選択する際に考慮すると良い項目については以下記事にてまとめております。

リピート系FXで取引する通貨ペアを選択する時の判断ポイントについて解説

新興国通貨がリピート系FXに向かない理由

砂嵐は以下の通貨ペアで取引を行っています。

取引通貨ペア
PLN/JPY(ポーランドズロチ/日本円)
NOK/JPY(ノルウェークローネ/日本円)
MXN/JPY(メキシコペソ/日本円)

EUR/USD(欧州ユーロ/米ドル)
USD/CAD(米ドル/カナダドル)
NZD/USD(ニュージーランドドル/米ドル)
USD/CHF(米ドル/スイスフラン)

EUR/GBP(欧州ユーロ/イギリスポンド)
AUD/NZD(豪ドル/ニュージーランドドル)
GBP/CHF(英ポンド/スイスフラン)
GBP/AUD(英ポンド/豪ドル)

なお通貨ペア別の採用優先度は以下のように考えています。

通貨ペア取引優先順位
1位:スワップポイントがプラスまたはゼロ
2位:地域内で完結するペア
3位:ドルストレートペア

基本的には先進国通貨を選択していますが、MXNという例外も存在しています。
MXNについては、メキシコがアメリカの隣国で石油輸出が安定して行われているという地理的な好条件から採用に至っております。

なお取引可能通貨ペアは業者によって異なると思います。
砂嵐はSBI FXを利用しています。

また、何が要因で為替レートに変動が生じやすいのか、通貨ペア別に分けてみました。

・資源価格による変動
原油価格:NOK/JPY、USD/CAD、MXN/JPY
農産物価格:NZD/USD

・政策金利差による変動
USD/JPY、EUR/USD、EUR/GBP、AUD/NZD、USD/CHF、GBP/CHF、PLN/JPY

注文設定選択

全てIFO注文で発注しております。

IFO注文とは、IFD注文にOCO注文要素を加えた注文のことです。

IFD注文とOCO注文の詳細内容は別記事で解説しています。
併せてご参照ください。

・IFD注文
近日公開予定

・OCO注文
近日公開予定

IFO注文を採用する理由としては、ストップロスレートも設定したいからです。

もともとリピート系FXでは決済するまでポジションを数日間持ち続けるという特性上、どうしても必ず含み損を抱えてます。

またこの注文手法は、値段は上がったり下がったりを繰り返すレンジ相場状態で利益を出し続けることができるという前提に立っております。

しかし世界情勢は常に変化するのと同じで、為替レートも常にレンジ相場になるとは限らず、決済したい方向とは逆方向に相場が大きく動いてしまうことが多々あります。

そこでIFO注文でストップロス注文も出すことで、ある程度のところで自動的に損失を確定させることで、強制ロスカットによる口座全資金消失のリスクを低減させることが可能です。

ハーフ&ハーフ注文

ハーフ&ハーフ注文と呼ばれる手法を採用しております。
リピート系FX界隈でよく使われる注文手法です。

ハーフ&ハーフ注文とは、売買注文の転換点となるレートを任意の場所で決めて、上側ではショート注文、下側ではロング注文を出す手法を指します。

売買転換の区切りとするレートの算出方法は、以下の通りです。

基本:各通貨ペアで過去のレートデータを取得し、単純平均値を採用

例外1:直近数年間のレンジ相場の上値と下値の中間値を採用

例外2:過去数十年間における上値と下値の中間値を採用(USD/JPY)

以上の説明のイメージとしては以下画像をご参照ください。

発注範囲の計算方法

計算方法
① 1日平均変動値幅を過去データから算出
② ①で算出した値を2倍する
③ ②の値の1の位の数字を切り上げる

現在のレート値を基準とし、上下でそれぞれ上記の値幅分注文するので、実際には1日平均変動値幅過去データの約4倍が注文エリア範囲となります。

例えばある通貨ペアで1日の平均変動値幅過去データが92pipsとすると、注文エリア幅は190pipsとなります。

これを上下で190pipsと設定するので、実際は380pips分の注文エリア幅となります。

なお実際に注文を出す際は、エリア範囲幅は変えずに現在のその通貨ペアのレート値を基準にエリアを動かします。

例えば現在地レートから±200pips分の注文設定エリア幅と、通貨ペアをUSD/JPYの例にします。
現在レートが1USD=100.00JPYとすると、注文設定範囲レートは、”102.00~98.00″となります。

利食い値幅の計算方法

計算方法
① 1日平均変動値幅を過去データから算出
② ①で算出した値を1/2にする
③ ②の値の1の位の数字を切り捨てる

例として、ある通貨ペアの1日平均変動値幅が105pipsとしたら、利食い値幅は50pipsとしています。

損切りライン(ストップロスライン)の計算方法

計算方法
① 2022年までの過去10年分の年間変動値を計算
② ①で算出した値を十の位で四捨五入
③ ②の値に利食い値幅を足し算

例えば年間変動値が1480pipsで利食い値幅が30pipsの通貨ペアとすると、ストップロス注文値幅は1530pipsとなります。

こちらは運用している資金量で変わってきます。
資金に余裕が出れば、以下のような値を取っても良いかと思います。

① 2000年~2022年までの年間変動値のうち上位3位を取り出して平均値を算出
② 以下同じ

通貨別の注文設定内容一覧

以上を踏まえ、2023年4月現在の注文設定内容を通貨ペア別にざっくり書き出します。
なお有効証拠金残高は約210万円です。
また通貨ペアの横に取引ステータスを表示しています。

USD/JPY「停止中」

売り買い注文境界レート値 1USD=220.00JPY
発注エリア幅 380pips分(現在レート価格から±190pipsの範囲)
注文1回あたりの発注通貨量 1,000通貨
注文を出す間隔 40pips
利食い値幅 50pips(利益額500JPY/1注文)
ストップ注文発注値幅 1550pips(損失額15,500JPY/1注文)

例1)新規買い注文を1USD=128.00JPYで出す場合
利益確定レート:128.50JPY
損失確定レート:112.50JPY

例2)新規売り注文を1USD=220.00JPYで出す場合
利益確定レート:219.50JPY
損失確定レート:235.50JPY

PLN/JPY(取引中)

売り買い注文境界レート値 1PLN=32.00JPY
発注エリア幅 200pips分(現在レート価格から±100pipsの範囲)
注文1回あたりの発注通貨量 3,000通貨
注文を出す間隔 20pips
利食い値幅 30pips(利益額900JPY/1注文)
ストップ注文発注値幅 730pips(損失額21,900JPY/1注文)

例1)新規買い注文を1PLN=30.20JPYで出す場合
利益確定レート:30.50JPY
損失確定レート:22.90JPY

例2)新規売り注文を1PLN=35.00JPYで出す場合
利益確定レート:34.70JPY
損失確定レート:42.30JPY

NOK/JPY(取引中)

売り買い注文境界レート値 1NOK=15.00JPY
発注エリア幅 60pips分(現在レート価格から±30pipsの範囲)
注文1回あたりの発注通貨量 3,000通貨
注文を出す間隔 5pips
利食い値幅 15pips(利益額450JPY[3000×0.15]/1注文)
ストップ注文発注値幅 615pips(損失額18,450JPY[3000×6.15]/1注文)

例1)新規買い注文を1NOK=13.00JPYで出す場合
利益確定レート:13.15JPY
損失確定レート:6.85JPY

例2)新規売り注文を1NOK=17.00JPYで出す場合
利益確定レート:16.85JPY
損失確定レート:23.15JPY

MXN/JPY(取引中)

売り買い注文境界レート値 1MXN=9.50JPY
発注エリア幅 60pips分(現在レート価格から±30pipsの範囲)
注文1回あたりの発注通貨量 10,000通貨
注文を出す間隔 2pips
利食い値幅 10pips(利益額1,000JPY[10000×0.10]/1注文)
ストップ注文発注値幅 410pips(損失額41,000JPY[10000×4.10]/1注文)

※注文ストップのレートがFX業者のルール(現在値レートの50%以内で設定)により、以下のレートで固定
買い注文:1MXN=4.00JPY
売り注文:1MXN=15.00JPY

例1)新規買い注文を1MXN=9.00JPYで出す場合
利益確定レート:9.10JPY
損失確定レート:4.00JPY

例2)新規売り注文を1MXN=11.00JPYで出す場合
利益確定レート:10.90JPY
損失確定レート:15.00JPY

EUR/USD(取引中)

売り買い注文境界レート値 1EUR=1.2100USD
発注エリア幅 440pips分(現在レート価格から±220pipsの範囲)
注文1回あたりの発注通貨量 1,000通貨
注文を出す間隔 40pips
利食い値幅 60pips(利益額6USD[1000×0.0060]/1注文)
ストップ注文発注値幅 1460pips(損失額146USD[1000×0.1460]/1注文)

例1)新規買い注文を1EUR=1.0800USDで出す場合
利益確定レート:1.0860USD
損失確定レート:0.9340USD

例2)新規売り注文を1EUR=1.2500USDで出す場合
利益確定レート:1.2440USD
損失確定レート:1.3960USD

NZD/USD(取引中)

売り買い注文境界レート値 1NZD=0.6600USD
発注エリア幅 360pips分(現在レート価格から±180pipsの範囲)
注文1回あたりの発注通貨量 1,000通貨
注文を出す間隔 40pips
利食い値幅 50pips(利益額5USD[1000×0.0050]/1注文)
ストップ注文発注値幅 1050pips(損失額105USD[1000×0.1050]/1注文)

例1)新規買い注文を1NZD=0.6100USDで出す場合
利益確定レート:0.6150USD
損失確定レート:0.5050USD

例2)新規売り注文を1NZD=0.7000USDで出す場合
利益確定レート:0.6950USD
損失確定レート:0.8050USD

USD/CAD(取引中)

売り買い注文境界レート値 1USD=1.2500CAD
発注エリア幅 420pips分(現在レート価格から±210pipsの範囲)
注文1回あたりの発注通貨量 1,000通貨
注文を出す間隔 40pips
利食い値幅 60pips(利益額6CAD[1000×0.0060]/1注文)
ストップ注文発注値幅 1460pips(損失額146CAD[1000×0.1460]/1注文)

例1)新規買い注文を1USD=1.2900CADで出す場合
利益確定レート:1.2840CAD
損失確定レート:1.4360CAD

例2)新規売り注文を1USD=1.2400CADで出す場合
利益確定レート:1.2460CAD
損失確定レート:1.0940CAD

USD/CHF(取引中)

売り買い注文境界レート値 1USD=1.1000CHF
発注エリア幅 400pips分(現在レート価格から±200pipsの範囲)
注文1回あたりの発注通貨量 1,000通貨
注文を出す間隔 40pips
利食い値幅 50pips(利益額5CHF[1000×0.0050]/1注文)
ストップ注文発注値幅 950pips(損失額95CHF[1000×0.0950]/1注文)

例1)新規買い注文を1USD=0.9200CHFで出す場合
利益確定レート:0.9250CHF
損失確定レート:0.8250CHF

例2)新規売り注文を1USD=1.2000CHFで出す場合
利益確定レート:1.1950CHF
損失確定レート:1.2950CHF

EUR/GBP(取引中)

売り買い注文境界レート値 1EUR=0.7800GBP
発注エリア幅 280pips分(現在レート価格から±140pipsの範囲)
注文1回あたりの発注通貨量 1,000通貨
注文を出す間隔 40pips
利食い値幅 40pips(利益額4GBP[1000×0.0040]/1注文)
ストップ注文発注値幅 1040pips(損失額104GBP[1000×0.1040]/1注文)

例1)新規買い注文を1EUR=0.7000GBPで出す場合
利益確定レート:0.7040GBP
損失確定レート:0.5960GBP

例2)新規売り注文を1EUR=0.8000GBPで出す場合
利益確定レート:0.7960GBP
損失確定レート:0.9040GBP

GBP/AUD【新規取引開始】

売り買い注文境界レート値 1GBP=2.2000AUD
発注エリア幅 800pips分(現在レート価格から±400pipsの範囲)
注文1回あたりの発注通貨量 1,000通貨
注文を出す間隔 40pips
利食い値幅 100pips(利益額10AUD[1000×0.0100]/1注文)
ストップ注文発注値幅 2100pips(損失額210AUD[1000×0.2100]/1注文)

例1)新規買い注文を1GBP=1.8200AUDで出す場合
利益確定レート:1.8300AUD
損失確定レート:1.6100AUD

例2)新規売り注文を1GBP=2.4000AUDで出す場合
利益確定レート:2.3900AUD
損失確定レート:2.6100AUD

GBP/CHF(取引中)

売り買い注文境界レート値 1GBP=1.4000CHF
発注エリア幅 620pips分(現在レート価格から±310pipsの範囲)
注文1回あたりの発注通貨量 1,000通貨
注文を出す間隔 40pips
利食い値幅 80pips(利益額8CHF[1000×0.0080]/1注文)
ストップ注文発注値幅 1580pips(損失額158CHF[1000×0.1580]/1注文)

例1)新規買い注文を1GBP=1.1200CHFで出す場合
利益確定レート:1.1280CHF
損失確定レート:0.9620CHF

例2)新規売り注文を1GBP=1.5000CHFで出す場合
利益確定レート:1.4920CHF
損失確定レート:1.6580CHF

AUD/NZD(取引中)

売り買い注文境界レート値 1AUD=1.1500NZD
発注エリア幅 400pips分(現在レート価格から±200pipsの範囲)
注文1回あたりの発注通貨量 2,000通貨
注文を出す間隔 20pips
利食い値幅 50pips(利益額10NZD[2000×0.0050]/1注文)
ストップ注文発注値幅 1050pips(損失額210NZD[2000×0.1050]/1注文)

例1)新規買い注文を1AUD=1.1100NZDで出す場合
利益確定レート:1.1150NZD
損失確定レート:1.0050NZD

例2)新規売り注文を1AUD=1.3000NZDで出す場合
利益確定レート:1.2950NZD
損失確定レート:1.4050NZD

おわりに

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

相場は生き物であるため、一発退場とならないようリスクコントロールを日々考えながら取引をしております。

2023年はアメリカが景気後退する兆しが見られていることから、相場の急変動が予想されている年となっています。

しかし感情に流されることなく、自分が決定した注文設定を愚直に守って日々トレードに邁進したいです。

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それでは砂嵐でした、また次の記事でお会いしましょう。

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