2024/10/13
初めての方ははじめまして、いつも見てくださってる方は感謝御礼、砂嵐です。
今回は2022年5月現在で最新のリピート注文FX注文内容をご紹介したいと思います。
【関連ページ】
以下記事にて以前の設定内容を公開しております。
いずれもトレード相場の変化や運用資金の増加等の環境変化により、設定内容が変わってきております。
トレードスタイルを決める際に併せてご参照ください。
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目次
基本戦略
長文になりますが、項目の手順のようにして取引通貨ペアおよび注文設定内容を決定していきました。
結論のみ知りたい場合は、次項”通貨別の注文設定内容一覧”まで読み飛ばして下さい。
取引している通貨ペア
通貨ペアを選択する際に考慮すると良い項目については以下記事にてまとめております。
砂嵐は以下のペアで取引を行っています。
USD/JPY(アメリカドル/日本円)
EUR/JPY(欧州ユーロ/日本円)
CHF/JPY(スイスフラン/日本円)
NOK/JPY(ノルウェークローネ/日本円)
GBP/USD(イギリスポンド/アメリカドル)
AUD/USD(オーストラリアドル/アメリカドル)
NZD/USD(ニュージランドドル/アメリカドル)
USD/CAD(アメリカドル/カナダドル)
EUR/GBP(欧州ユーロ/イギリスポンド)
AUD/NZD(オーストラリアドル/ニュージーランドドル)
なお上記ペアを選択するに至った検討項目は以下の通りです。
・新興国を除いた通貨同士のペア
新興国通貨は、以前の記事でも紹介しましたがそもそもリピート注文FXには不向きな特性があり、除外しています。
それ意外の日本・欧州・オセアニア・北米で相互に様々な通貨ペアになるように設定しています。
なお上記取引通貨ペアを大まかに分類すると以下のようになるかと思います。
・ドルストレートペア
USD/JPY、GBP/USD、AUD/USD、NZD/USD、USD/CAD
・クロス円ペア
EUR/JPY、CHF/JPY、NOK/JPY
・域内取引ペア
EUR/GBP(欧州)、AUD/NZD(オセアニア)、USD/CAD(北米)
・(参考)通貨の性質による分類
ここでは、その国の通貨が俗に何の要因によってレートが動くかによって分類したのが以下のようになります。
・資源価格による変動
NOK/JPY、AUD/USD、NZD/USD、USD/CAD
・金利差による変動
USD/JPY、EUR/JPY、CHF/JPY、GBP/USD、EUR/GBP、AUD/NZD
発注方法:IFO注文
IFO注文とは、IFD注文にOCO注文要素を加えた注文のことです。
IFD注文に関しては以下記事にて別途解説しています。
OCO注文に関しては以下記事にて別途解説しています。
近日公開予定
IFO注文を採用する理由としては、ストップロスレートを設定したいからです。
もともとリピート注文FXでは決済するまでポジションを数日間持ち続けるという特性上、どうしても含み損を必ず抱えてしまいます。
またこの注文手法は、値段は上がったり下がったりを繰り返すレンジ相場状態で利益を出し続けることができるという前提に立っております。
しかし世界情勢次第では、レンジ相場はあっけなく崩れ、決済したい方向とは逆方向に相場が大きく動いてしまうことが多々あります。
そこでIFO注文で損切りラインの発注も出すことで、ある程度のところで自動的に損失を確定させることで、強制ロスカットによる口座全資金消失のリスクを低減させています。
ハーフ&ハーフ注文
世間ではハーフ&ハーフ注文と呼ばれる手法を当方では採用しております。
ハーフ&ハーフ注文とは、売買注文の転換点となるレートを任意の場所で決めて、上側ではショート注文、下側ではロング注文を出す手法を指します。
なお売買転換の区切りとするレートの算出方法ですが、各通貨ペアで2000年以降昨年度までのレートデータを取得し、単純平均を取った値としています。
以上の説明のイメージとしては以下画像をご参照ください。
注文設定エリア範囲幅
注文設定エリア範囲幅の算出方法について記述します。
各通貨ペア別の1日平均変動値幅pipsの約2倍の値とします。
それを上下でそれぞれ設定するので、実際には1日平均変動値幅pipsの約4倍が注文エリア範囲幅となります。
例えばある通貨ペアで1日の平均変動値幅が92pipsと算出できた場合、注文エリア幅は190pipsとなります。
これを上下で190pipsと設定するので、実際は380pips分の注文エリア幅となります。
なお実際に注文を出す際は、エリア範囲幅は変えずに現在のその通貨ペアのレート値を基準にエリアを動かします。
例えば現在地レートから±200pips分の注文設定エリア幅と、通貨ペアをUSD/JPYの例に取って、その時の現在レートが1USD=100.00JPYとします。
注文を出すエリア範囲は102.00~98.00と設定することができます。
利食い値幅の設定方法について
1注文あたりの利食い値幅について記述します。
各通貨ペアにおける1日の平均変動値幅をpipsで算出し、その約1/2の値を取るようにしています。
例として、ある通貨ペアの1日平均変動値幅が105pipsとしたら、利食い値幅は50pipsとしています。
損切りラインは通貨ペアの年間変動幅から算出
IFO注文の項目で説明しましたが、ストップロス注文を出す際のレートの算出方法について記述します。
こちらについては、各通貨ペア別に過去5年分の年間変動値幅平均pipsとしております。
通貨別の注文設定内容一覧
以上の解説を踏まえ、実際に私が2022年5月現在運用中の注文設定内容になります。
なお2022年5月現在の証拠金残高は約220万円です。
この額を基準にトレード環境に合わせて発注通貨量等を調整してください。
別記事にて手元資金20万円を想定した注文設定内容例の記事を公開しております。
USD/JPY
・売り買い注文境界レート値:1USD=220.00JPY
・注文エリア幅:380pips分(現在レート価格から±190pipsの範囲)
・注文1回あたりの発注通貨量:1,000通貨
・注文を出す間隔:10pips
・利益確定幅:50pips(利益額500JPY/1注文)
・ストップ幅:1550pips(損失額15,500JPY/1注文)
例1)新規買い注文を1USD=128.00JPYで出す場合
利益確定レート:128.50JPY
損失確定レート:112.50JPY
例2)新規売り注文を1USD=220.00JPYで出す場合
利益確定レート:219.50JPY
損失確定レート:235.50JPY
EUR/JPY
・売り買い注文境界レート値:1EUR=129.00JPY
・注文エリア幅:540pips分(現在レート価格から±270pipsの範囲)
・注文1回あたりの発注通貨量:1,000通貨
・注文を出す間隔:10pips
・利益確定幅:70pips(利益額700JPY/1注文)
・ストップ幅:2070pips(損失額20,700JPY/1注文)
例1)新規買い注文を1EUR=117.00JPYで出す場合
利益確定レート:117.70JPY
損失確定レート:96.30JPY
例2)新規売り注文を1EUR=131.00JPYで出す場合
利益確定レート:130.30JPY
損失確定レート:151.70JPY
CHF/JPY
・売り買い注文境界レート値:1CHF=96.00JPY
・注文エリア幅:440pips分(現在レート価格から±220pipsの範囲)
・注文1回あたりの発注通貨量:1,000通貨
・注文を出す間隔:10pips
・利益確定幅:60pips(利益額600JPY/1注文)
・ストップ幅:1060pips(損失額10,600JPY/1注文)
例1)新規買い注文を1CHF=90.00JPYで出す場合
利益確定レート:90.60JPY
損失確定レート:79.40JPY
例2)新規売り注文を1CHF=130.00JPYで出す場合
利益確定レート:129.60JPY
損失確定レート:140.60JPY
NOK/JPY
・売り買い注文境界レート値:1NOK=15.00JPY
・注文エリア幅:60pips分(現在レート価格から±30pipsの範囲)
・注文1回あたりの発注通貨量:3,000通貨
・注文を出す間隔:5pips
・利益確定幅:15pips(利益額450JPY[3000×0.15]/1注文)
・ストップ幅:615pips(損失額18,450JPY[3000×6.15]/1注文)
例1)新規買い注文を1NOK=13.00JPYで出す場合
利益確定レート:13.15JPY
損失確定レート:6.85JPY
例2)新規売り注文を1NOK=17.00JPYで出す場合
利益確定レート:16.85JPY
損失確定レート:23.15JPY
AUD/USD
・売り買い注文境界レート値:1AUD=0.7800USD
・注文エリア幅:380pips分(現在レート価格から±190pipsの範囲)
・注文1回あたりの発注通貨量:1,000通貨
・注文を出す間隔:10pips
・利益確定幅:50pips(利益額5USD[1000×0.0050]/1注文)
・ストップ幅:1050pips(損失額105USD[1000×0.1050]/1注文)
例1)新規買い注文を1USD=0.6100AUDで出す場合
利益確定レート:0.6150AUD
損失確定レート:0.5050AUD
例2)新規売り注文を1USD=0.8000AUDで出す場合
利益確定レート:0.7950AUD
損失確定レート:0.9050AUD
NZD/USD
・売り買い注文境界レート値:1NZD=0.6600USD
・注文エリア幅:360pips分(現在レート価格から±180pipsの範囲)
・注文1回あたりの発注通貨量:1,000通貨
・注文を出す間隔:10pips
・利益確定幅:50pips(利益額5USD[1000×0.0050]/1注文)
・ストップ幅:1050pips(損失額105USD[1000×0.1050]/1注文)
例1)新規買い注文を1ドル=0.6100NZDで出す場合
利益確定レート:0.6150NZD
損失確定レート:0.5050NZD
例2)新規売り注文を1ドル=0.7000NZDで出す場合
利益確定レート:0.6950NZD
損失確定レート:0.8050NZD
USD/CAD
・売り買い注文境界レート値:1USD=1.2500CAD
・注文エリア幅:420pips分(現在レート価格から±210pipsの範囲)
・注文1回あたりの発注通貨量:1,000通貨
・注文を出す間隔:10pips
・利益確定幅:60pips(利益額6CAD[1000×0.0060]/1注文)
・ストップ幅:1460pips(損失額146CAD[1000×0.1460]/1注文)
例1)新規買い注文を1USD=1.2900CADで出す場合
利益確定レート:1.2840USD
損失確定レート:1.4360USD
例2)新規売り注文を1USD=1.2400CADで出す場合
利益確定レート:1.2460USD
損失確定レート:1.0940USD
GBP/USD
・売り買い注文境界レート値:1GBP=1.5700USD
・注文エリア幅:560pips分(現在レート価格から±280pipsの範囲)
・注文1回あたりの発注通貨量:1,000通貨
・注文を出す間隔:10pips
・利益確定幅:70pips(利益額7USD[1000×0.0070]/1注文)
・ストップ幅:1470pips(損失額147USD[1000×0.1470]/1注文)
例1)新規買い注文を1USD=1.3100GBPで出す場合
利益確定レート:1.3170GBP
損失確定レート:1.1630GBP
例2)新規売り注文を1USD=1.7000GBPで出す場合
利益確定レート:1.6930GBP
損失確定レート:1.8470GBP
EUR/GBP
・売り買い注文境界レート値:1EUR=0.7700GBP
・注文エリア幅:280pips分(現在レート価格から±140pipsの範囲)
・注文1回あたりの発注通貨量:1,000通貨
・注文を出す間隔:10pips
・利益確定幅:40pips(利益額4GBP[1000×0.0040]/1注文)
・ストップ幅:1040pips(損失額104GBP[1000×0.1040]/1注文)
例1)新規買い注文を1EUR=0.7000GBPで出す場合
利益確定レート:0.7040GBP
損失確定レート:0.5960GBP
例2)新規売り注文を1EUR=0.8000GBPで出す場合
利益確定レート:0.7960GBP
損失確定レート:0.9040GBP
AUD/NZD
・売り買い注文境界レート値:1AUD=1.1500NZD
・注文エリア幅:400pips分(現在レート価格から±200pipsの範囲)
・注文1回あたりの発注通貨量:1,000通貨
・注文を出す間隔:10pips
・利益確定幅:50pips(利益額5AUD[1000×0.0050]/1注文)
・ストップ幅:1050pips(損失額105AUD[1000×0.1050]/1注文)
例1)新規買い注文を1AUD=1.1100NZDで出す場合
利益確定レート:1.1150NZD
損失確定レート:1.0050NZD
例2)新規売り注文を1AUD=1.3000NZDで出す場合
利益確定レート:1.2950NZD
損失確定レート:1.4050NZD
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しかし悩ましいのは、協力頂いた皆さんには何の見返りもないということです。
せめて皆さんから頂いた額を見て、閲覧者様への感謝の気持ちを忘れないようにします。
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相場は生き物であるため、どのようになるのかは皆目検討もつきませんが、退場とならないように日々慎重にかつ大胆にトレードしております。
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それでは砂嵐でした、また次の記事でお会いしましょう。